【評判】エンエージェントは登録すべき?実際の評判をチェック

「エンエージェントって使うべき?」
「求人紹介を断られる事もあるの?」
大手人材会社エン・ジャパン運営する「エンエージェント」は立ち上げから7年とまだ新しく、まだ情報が多くありません。上記のような疑問をもつ人もいるでしょう。
初めての転職者に対するサポート力に定評がある一方で、ログイン方法が分かりにくい・求人紹介を断られたという口コミもあります。
登録すべきなのかどうか、実際の評判をもとにご紹介します。
画像引用元:エンエージェント
目次
エンエージェントとエン転職との違いは?
同じエン・ジャパンが運営する転職サイト「エン転職」との最大の違いは、担当のコンサルタント(エンの呼称はキャリアパートナー)がつくかどうかです。
まずは転職サイトとエージェントの違いをみてみましょう。
【転職サイトのメリット】
・応募から面接の日程調整まで全て自分で行うので、マイペースに転職活動ができる
・求人サイトに掲載している中から何社でも応募できる
【転職サイトのデメリット】
・全て自分の手で行う分、手間暇がかかる
・公開されている求人しか応募できない
・自分の市場価値を客観的に判断しにくい
・企業の情報は公開されている求人からしか知ることができない
【エージェントのメリット】
・専任のコンサルタントがサポートしてくれるので、効率的に転職活動をすすめられる
・転職サイトにはない非公開求人にも応募できる
・担当者がプロの視点であなたの適性や強みを教えてくれる
・企業の内情に詳しい担当者から、職場環境や企業ごとの面接対策のアドバイスがもらえる
【エージェントのデメリット】
・担当者がつくので自分のペースで転職活動をしづらい
・エージェントによって求人紹介を断られる場合がある
・担当者との相性の良し悪しが発生する
ある程度転職活動に慣れていて自分のペースで進めたい場合は、「エン転職」を利用するのがいいでしょう。反面、初めての転職などでアドバイスが欲しい人は、転職サイトのみの利用では効率が悪くなります。
「エンエージェント」は担当のキャリアパートナーが付くので、転職活動のノウハウや自身の適性を教えてもらいたい人、限られた時間の中で転職活動を成功させたい人にオススメです。
ですが、担当者がつくことを負担に感じる人には不向きとなります。
エンエージェントのメリット3つ
エンエージェントを利用するメリットは、以下の3つです。
・求職者一人ひとりに丁寧に対応してくれるので相談しやすい
・未経験やキャリアが浅い人にも対応してくれる
・独自の適性診断テストで自身の客観的な価値を発見できる
求職者に親身になって対応してくれるキャリアパートナーのサポート力や、信頼性の高い適性診断テストが特徴的です。
この項目では、実際にエンエージェントを利用した人の口コミと一緒に上記のメリットを詳しく解説していきます。
この記事で使用している口コミは、独自にインターネットリサーチを行い収集したものです。
実際にエージェントサービスを利用したことがある方に限定してアンケートを実施しています。リアルな口コミとしてぜひ参考にしてみてください。
調査日:2021年2月17日〜2月25日
調査対象:エンエージェントを利用したことのある方
調査方法:インターネットリサーチ
じっくり対応してくれるので相談しやすい
2013年にサービスを開始したエンエージェントは、リクルートやdodaなど他の大手と比べると歴史が浅く、利用者数が少ない方です。
例えばエンエージェントの登録者数は約40万人(※1)ですが、リクルートエージェントは約125万2,000人(※2 2019年実績)にのぼります。
エンエージェントは他社と比べて利用者数に対するキャリアパートナーの人数が多いので、利用者一人ひとりにじっくり対応できます。
また、アフターフォローが手厚いのも特徴です。入社後3年まで定期的にフォローの連絡をしており、新しい職場での悩みもキャリアパートナーに気軽に相談できます。
※1 エンエージェント
※2 リクルートエージェント 採用成功ナビ


キャリアに自信がない人でも対応してくれる
希望の業種・職種がわからない人、未経験でも新たな分野に挑戦したい人、経験が浅い人など、キャリアに自信がない人でもエンエージェントは懐深く受け入れて対応してくれます。
転職エージェントの中には、キャリアの方向性がハッキリしている人、学歴や経歴のレベルが高い”ハイクラス”の人でないと登録審査に落とされてしまうサイトもあります。
ですがエンエージェントの利用者の声を見ると、キャリアの方向性が定まっていない人や経験が浅い人でも、キャリアパートナーが真摯に相談にのって転職を成功へ導いています。
未経験から異業界に転職した人もいるので、同じような境遇にある人はエンエージェントの利用を視野に入れるといいでしょう。(注1)
(注1)「エンエージェント 利用者の声」


独自の適性診断テストで自分の強みを見つけてくれる
キャリアパートナーと面談する前に、自分の強み・弱みを分析してくれる適性診断テスト「3E-p」が受けられます。
引用元:エンエージェント
所要時間約15分という短い時間で質問に回答することで「性格特性」「創造的思考性」「コミュニケーション力」「エネルギー量」「職務適性」の5つの項目を数値・グラフ化した結果を出して、あなたの特徴を客観的に文章でまとめてくれます。
自分ではできて当たり前と思っていたことや自信がなかったことが、意外にも強みとして打ち出せることに気づくかもしれません。


エンエージェントのデメリット
一方で、エンエージェントは歴史が浅いエージェントゆえのデメリットもあります。
・大手と比べて相対的に求人数が少ない
・担当エージェントによっては紹介を断られる
・35歳以上の実績が少ない
企業との信頼関係を築くには年月がかかるので、歴史が浅い分求人数はまだ豊富とは言い難い状況にあります。
また、ノウハウの蓄積が少ない分、エージェントの質にもバラツキがあるようです。
この項目では各デメリットの詳細をご説明します。
求人数が大手と比較して少ない
エンエージェントは非公開求人数が約1万5000件(※1 2021年2月時点)と公表されています。大手のリクルートエージェントは非公開求人数は約14万件(※2 2021年2月時点)、dodaの非公開求人は約3万6000件(※3 2021年2月時点)であるのに対し、全体の求人数が少ないことが推測されます。
大手や有名企業の求人数も相対的に少なく、事業所が全国に4ヶ所のみなので地方の求人数も豊富とは言い難く、物足りないと感じる人もいるでしょう。
エンエージェント1社のみの登録では心もとないところです。ですが先述したメリットもあるので、エンエージェントを利用する価値は十分にあります。
他の大手と複数登録して併用すれば効率的に転職活動を進められるので、のちほど併用におすすめのエージェントをご紹介します。
(※1)エンエージェント
(※2)リクルートエージェント
(※3)doda


エージェントによっては紹介を断られる
エンエージェントには業種・職種ごとの専門知識を備えたキャリアパートナーが在籍していますが、質にバラツキがあり、担当者によっては求人の紹介を断られるケースもあります(注2)。
求人数が少ないゆえに、専門性が高い業種や希望条件が複数重なった場合は、紹介が難しくなるようです。
担当者との相性の問題もあるので、もし合わないと思ったら担当者の変更を申し出てみましょう。
(注2)2020年オリコン顧客満足度ランキング 転職エージェント比較
30代後半以上や転職回数が多い人の実績が少ない
35歳以上のある程度キャリアを重ねた人は、エンエージェントでは求人が中々見つからない可能性があります。
エンエージェントの利用者数は年代別でいうと、20代後半が33%で最も多く、次いで30代前半が29%です。
また、転職回数でいうと1回が32%、0回が30%なので、転職初心者向けのサイトといえます(注3)。
利用者の声をみても20代〜30代前半がほとんどなので、35歳以上の人や転職活動の回数が多い人は、ミドル向けやハイクラス向けの転職エージェントを利用した方がいいでしょう。
(注3)エンエージェント サービス実績
エンエージェントはこんな人におすすめ
エンエージェントは年収制限などがないためハードルが低く、丁寧なサポートをしてくれるので、20代〜30代前半の初めて転職する人や転職経験が少ない人にはピッタリです。
転職初心者であれば、自分の強み・弱みは何なのか、どの業種が合っているのか、企業に合わせた面接対策はどうすればいいのかなど、わからないことがたくさんあると思います。
エンエージェントのキャリアパートナーは、そんな悩みを持つ人にも親身になって対応し、心強い味方になってくれます。
客観的な自己分析データをもとにアドバイスがほしい人
引用元:エンエージェント
独自の適性診断テスト「3E-p」を面談前に受けられるので、客観的なデータをもとにロジカルなアドバイスがほしい人にエンエージェントはオススメです。多数の企業での採用試験にも使われているテストなので、信頼性があります。
自分では思ってもみない適性や特性が見い出せるかもしれません。
実際にエンエージェントから転職に成功した人の中には、適性診断テストを受けることで不向きだと思っていた営業への適性を発見した人もいるようです。
業種を決めずに幅広く見たい人
エンエージェントは特定の業種や職種にこだわらず、幅広い求人を扱っている「総合型転職エージェント」なので、幅広い案件を見たい人に向いています。
エージェントには幅広い業種・職種を扱う「総合型転職エージェント」と、専門性が高いなど特定のジャンルに強みを持つ「特化型転職エージェント」の2タイプがあり、エンエージェントは総合型転職エージェントにあたります。
営業系、事務系、ITやWebの技術系など様々な業種・職種に精通したキャリアパートナーも在籍しているので、業界知識も教えてもらえるのもポイントです。
自分では思ってもみなかった会社を紹介されて、新たなキャリアが開けるかもしれませんよ。
併用おすすめのエージェント
エンエージェントはキャリアパートナーの手厚いサポートが魅力ですが、求人数が相対的に少ないので、他のエージェントとの併用が必須となります。
目安としては2〜3社を登録して、希望や条件に合った求人情報を効率よく収集するのがオススメです。
求人数が多い大手のエージェントをメインで利用し、エンエージェントはサブで利用するのがちょうどいいでしょう。
この項目では、併用するのにオススメの転職エージェントをご紹介していきます。
リクルートエージェント|業界トップクラスの求人数・実績
引用元:リクルートエージェント
リクルートエージェントは業界でトップクラスの求人数と転職支援実績を誇ります。
求人数は公開求人107,188件 /非公開求人142,719件(※2021年2月時点)と、他社と比べて圧倒的に豊富です。
また、エンエージェントの拠点数は4ヶ所ですが、リクルートエージェントは19ヶ所と全国各地に拠点を構えているので、幅広い地域の求人があるのも嬉しいところ。
最初にリクルートエージェントを押さえておけば、たくさんの求人を見ることができて可能性が広がるでしょう。
doda|転職サイトと一体型で幅広く情報収集できる
引用元:doda
dodaは転職サイトと一体型で運営しているのが特徴です。転職サイトで情報収集をして的を絞ってからエージェントを利用する、という併用が1つのサイトでできるのが便利です。
求人数は非公開含めて約10万件(※2021年2月時点)とリクルートエージェントに次いで多く、珍しい業種や職種の求人も掲載されています。
リクルートエージェントとdodaを併用すれば、ほぼ全業種・職種を網羅できるといってもいいでしょう。
※ doda
エンエージェントの利用の流れ
転職エージェントを利用するのって複雑で面倒くさそう、と思う人もいるかもしれません。実際は登録も1分程度で、あとは担当コンサルタントのサポートにしたがって行動するだけで簡単です。
エンエージェントのサービス利用に登録するところから、入社するまでの流れをご紹介します。
Step 1. エンエージェントへ申込み
会員登録は3段階、1分もあれば完了します。
1.エンエージェントHPのトップページを開き、オレンジ色の「転職支援サービスに申し込む(無料)」ボタンをクリックします。
2.簡単なプロフィールと経歴の記入画面になるので、氏名や連絡先、直近の職歴などを入力。
3.利用規約に同意してオレンジ色の「転職サポートに申し込む(無料)」ボタン(上記画像)をクリックすれば完了です。
すぐに会員登録完了メールが来て、3営業日以内に面談の日程調整のメール連絡があります。
Step 2. 面談
会員登録してから約1〜3営業日以内に、電話またはメールで事務局から面談日程を調整するための連絡が来ます。
スケジュールの都合に合わせて面談の日時を決めましょう。平日夜間や土曜日も対応可能なので、今の仕事を続けながら転職活動がすすめられますよ。
面談日までに履歴書と職務経歴書の作成、簡単なアンケート(希望職種など)と適性診断テストの回答をしておく必要があるので、面談日時は余裕を持って設定した方がいいでしょう。
面談は通常、東京・名古屋・大阪・福岡にあるオフィスで行っていますが、2020年12月現在は新型コロナウイルス感染症の影響により、電話またはWebのみの対応となっています。
面談前の適性診断テストもWeb上で受けられます。
面談時間は約60〜90分で、事前に送った書類や適性診断をもとに専任のキャリアパートナーが転職活動のアドバイスを行い、あなたに合った求人を紹介します。
「何から始めたらいいかわからない」「志望業界が決まっていない」という悩みや相談もあれば話しておきましょう。
どういう方向性で転職活動をすすめていくのか、担当者と話をすり合わせていくことが大切です。
Step 3.求人紹介
希望条件と合う求人があれば、面談時に紹介してもらえます。
希望条件と合わない部分があっても、キャリアパートナーがあなたの適性や強みに合う求人を提案してくれる場合もあります。気に入ったらその場で応募もできますし、後日応募してもかまいません。
面談後にも担当者とやりとりしながら求人紹介を受けていきます。希望と合わなければ辞退できますし、担当者に要望も出せるので、積極的に活用していきましょう。
Step 4. 応募
必要な書類を用意して、応募の準備をします。履歴書や職務経歴書の書き方に悩んだ時は、担当者に相談すれば添削をしてくれます。応募の際は推薦文を添えてくれるので、書類選考の通過率を高められるのもポイントです。
企業の人事担当者と直接やりとりしているキャリアパートナーがいるので、応募先企業に合わせた面接対策を教えてくれるのも嬉しいところ。
実際にどんな質問がされて、どんな人材を望んでいるのかを事前に知っておけるので安心です。
書類選考に通過した後は、いよいよ面接です。
面接で必ず聞かれる志望動機と転職理由ですが、どう言葉で表現して伝えればいいかわからない人もいると思います。
エンエージェントではキャリアパートナーがあなたのキャリアの棚卸しをしながら、応募先企業に合わせたアピールの仕方を考えてくれるので、面接成功率を高められるのも魅力です。
面接の日程調整までキャリアパートナーが代行してくれるので、現職の都合と合わせて面接できるのも便利なところです。
Step 5. 内定
内定後もキャリアパートナーからのサポートは受けられます。たとえば、自分では言い出しづらい年収や待遇の交渉まで代行してくれます。
ほかにも入社日の調整まで任せられるため、自身は退職に向けた社内調整に集中できることがメリットです。
さらに円満退社のための手続きやアドバイス、関係者への挨拶、引き継ぎなどのサポートまで対応など。
不安や疑問に思うことがあれば遠慮なく担当者に伝えておくと良いでしょう。
エンエージェントの退会方法
エンエージェントを退会するには手続きが必要です。
Web上で退会するには、ログイン後に「各種設定」のページへ行き、下部の「退会手続き」ボタンをクリックして手続きをすれば完了します。
その他、担当のキャリアパートナーへ電話やメールで連絡して退会の旨を伝えるか、エン・ジャパンのお問い合わせページやフリーダイヤルから退会する方法もあります。
もしエンエージェントから転職成功したのであれば、3年後までアフターフォローをしてくれるので、退会するのはしばらく待つことをオススメします。
1.個人情報削除の手続きは不要
退会手続きの他に個人情報の削除をする必要はありません。退会処理が完了すれば、登録していた個人情報や履歴書などは全て削除されるので安心してください。
2. 退会後にメールが来る場合
前述した通り退会すれば個人情報は削除されるので、求人紹介などのメールが配信されることはありません。
ただ処理の関係で、退会当日や翌日まではお知らせメールなどが届く場合があるようです。
また、エン・ジャパンが運営する別のサイトで別途配信メールを申し込んでいた場合は、別途配信解除をする必要があります
エンエージェントを利用した人のリアルな口コミ
エンエージェントを利用した人のリアルな口コミをもう少しご紹介します。
デメリットの中に求人数が少ない点が挙げられましたが、口コミにはそれ以上に「質」の高さや希望にマッチした求人を提案してもらえたという声もありました。大手と比較して少ない求人数でも期待に応えられるアドバイザーの対応の丁寧さが印象だった人も少なくないようです。






